string(9) "art-piece"

secca/明山 干支シリーズ「寅」(2021年)

material 本体:磁土,信楽土 , 台座:竹
finish 本体:オリジナル釉薬,信楽焼 台座:燻蒸
size 本体:W60×H100×D100 , 台座:W80×H18×D130
design secca inc.
manufacture 明山窯/secca inc.

私たちは伝統文化を進化させるため、現代にまで伝わる技術や思想、習慣などを現代の感性で見つめ直し、再構築することでより良いカタチで未来に文化を紡いでいくことを目指しています。

干支は元々中国で日付を記録するために考案され、私たちが知る十二支の動物は後に字の読めぬ人々に知らせる意図で漢字に割り当てられた背景があります。日本でも元日になるとその年の十二支の置物を1年の願いを込めて玄関に飾る風習が広く浸透していることから、私たちはこれも文化が変容しながら進化していく自然な在り方だと捉え、私たちなりの表現で後世に伝えていきたいと考えました。

私たちは干支置物を「時を想う象徴」と解釈し、日々変化する現代の住空間の中に調和するモダンでシンプルなデザインで仕立てました。この干支置物と共に新年を新たな気持ちで迎え、期待や抱負を胸に、実りある1年をお過ごしいただけるよう思いを込めました。

今年も明山窯(滋賀県甲賀市信楽町長野1055-1 代表:石野伸也)とのコラボレーションにて制作された「コラボエディション」に加え、secca inc.工房謹製のモデルも制作。

石川県金沢市の自社工房にで生産されているseccaエディションは、重厚感のある2種類の金色の釉薬を使用し、釉薬の縮れでトラ柄を表現しています。また、信楽の明山窯にで生産されているコラボエディションは、信楽の土本来の色味に、緋色という炎が描くトラ柄が特徴です。台座は長寿・友情の象徴である竹の集成材によって作られています。