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菊花彫帯留 (2020年)

Design secca inc.
意匠提供 加賀藩御用菓子司 森八
技術協力 有限会社 嶋モデリング
竹俣勇一(KIKU)

石川県金沢市の「加賀藩御用菓子司 森八」との共同プロジェクトです。 江戸時代から昭和初期まで多く作られた木製の菓子型。その意匠性及び彫刻技術は非常に高く、ハレの日に用いられることが多かった菓子ならではの華やかさがあります。 しかしながら、これらの意匠は時代の変遷によって日の目を見ることが少なくなりました。節句などに合わせて特定の型が使用されるにとどまっています。現在、森八に所蔵されている当時の菓子型は、金沢菓子木型美術館にて見ることができます。 ⁠

私たちは当時の名刀が生み出した素晴らしきハレの意匠に着眼しました。これを最新技術によって再構築することで、金沢が生み出した文化財であるこれらの意匠を後世に繋ぎ、触れていただくことでこれらを知ってもらうきっかけになればと思い、本プロジェクトをスタートしました。 ⁠

菓子型を3Dスキャナーによって表面データを取り込み、3DCAD上で編集し立体データを作成。これらをロストワックスと呼ばれる製法で純銀製の帯留めを作成致しました。⁠