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「金継ぎ」 “KINTSUGI”
金沢には壊れた器を漆で接着し、その修復箇所に金をあしらうことで更なる価値を与える感性がある。その技法を「金継ぎ」と呼ぶ。このデザートに使われている器は九谷焼の産地で山のように捨てられた器の断片を収集し、尖った角を丁寧に磨き再び焼成し仕上げたもの。価値を未来に紡ぐ金継ぎに見立てた黄金のゼリーが壊れた器に再び命を与える様子を表現している。