secca

STORY by Sai

音楽に新たな表現を。

私はこれまで10年以上ギターの製作と向き合ってきた。
しかし、今になってその枠を自ら解放しようとしている。
なぜ今の時代に新たに楽器をつくるのか。というシンプルな自問がきっかけだ。

01

楽器は長い年月をかけて、あらゆる用途から様々な形態とそれによる音が生み出された。
それは娯楽だけではなく狩猟や祭礼など目的に合った音を得るために最適な楽器がデザインされたのだろう。
私が7年間所属していた楽器製作メーカーでも、約70年前に開発されたフェンダーのストラト、
テレキャスターやギブソンのレスポールといった、いわゆる王道と云われるエレキギターのスタイルを継承し、
世界に誇る高い技術力を重ね今も尚そのスタイルを作り続けている。

私は一作り手として、過去の名作が永く価値を持続させている事に感動を覚えると同時に、
今なぜ新しい価値を生み出す挑戦をしないのか疑問を抱いていた。
新しい価値を生み出すことは音楽業界内だけでは止まらないと思う。
食、ファッション、教育、インテリア、アート、様々なものに楽器、音楽はリンクしている。

2015年、楽器の新しい世界を見てみたい衝動が抑えられず独立を決意した。
ものづくりが盛んな地元金沢へ身を移し、seccaに参画。