Singular U1_JK
| Instrument Type | Ukulele |
|---|---|
| Number of Strings | 4 |
| Body | Jindai Keyaki |
| Neck | Mahogany |
| Fingerboard | Ebony |
| Nut wide | 36.5mm |
| Scale Length | 205mm |
| Number of Frets | 20 |
| Joint | Set Neck |
| Machine Head | Gotoh® STP-31 |
| Bridge | Ebony |
| Finish & Color | Matt Urethane |
| Dimension | L625 x W195 x D78(mm) |
| Weight | 1.0 kg |
アコースティック楽器は歴史的観点からみると無垢の木の板を薄く加工したフラットトップ構造やアーチ状に薄肉に削り出したアーチドトップ構造と呼ばれる振動板を採用していることがほとんどであり、加えてサウンドホールと呼ばれる音の抜け道をデザインすることで音を飛ばす方向を決めている。現在でも音を前に飛ばすための丸い穴がアコースティックギターの象徴となっているが、 これらの形状設計によって弦を鳴らした時に発生する振動の伝わり方や反射音によっても音質が左右される。
私たちはこのような歴史のある構造を見直し、特有の音響効果を生み出すべく構造を一から考え直した。
この楽器の振動板は薄い単板にスリット溝を入れ、素材がもつ”しなり”の応力を利用して持ち上げることで空間を確保し、同時にサウンドホールの開口部を作り出す”ギャップド構造”を採用している。 フラットトップから高低差を作ることで内部容積の確保と音圧の抜け道を設計し、立体的で特有の音響効果が得られると考えた。
このギャップドトップホロウ構造の楽器はSingularのフラッグシップモデルの象徴である。